東日鉄D 第2話

上総 春馬(6000系後期車)VS高砂 良一(NDER ND1000系)

さてと NDERの高砂 良一ってやつが勝負を挑んできた 約束の時間は2時か… 外川駅に入線しよう

 

  • 外川駅

春馬「なんだ って始!! なんで線路内に…」

キイイィィィィィィ

おお 危ない危ない

春馬「邪魔だ 轢くぞー(笑)」

始「やめてくれー 転落しちゃっただけなんだってー」

竜也「まさか 約束どおり春馬が来たのか」

雄太「当たり前だ アニキ」

良一「ようやくきたか 今日で東日本鉄道千葉本社の6000系後期車のラストランにしてやるぜ」

とか相手の話が聞こえてきた

気づくと始が助手席にいた

始「あんな奴らにかまってないでかってやろうじゃねえか」

春馬「そうだな」

思い出せ あの車両の弱点を…

そういえば親父 こんなことを言ってた気が…

春樹「NDER車の弱点? それは車体重量だ

ドライバーの腕でもごまかせないものだ その上抑速ブレーキを殺してりゃなおさらだ

それに モーターを変えていたとしてもなあ 元の車両ゆえにリスクがあるんだよなー」

思い出した おっと そろそろカウントダウンか…

審判「カウント始めるぞ 5秒前 4…3…2…1…GO!!」

 

  • 外川~犬吠間

春馬「なんだ? 違うモーターの車両が"2つ"いるぞ」

始「なんだ? 短絡線なんてないはずだが…」

春馬「複線ドリフトの応用かってどんな車両だ?」

始「9000系!? まさか常川 竜也のか…」


  • 銚子~松岸間

春馬「あれ 相手が遅いな」

あいつってNDER最速だそうだな

まさかね・・・

始「このままぶち抜こうぜ」

春馬「それじゃ相手の計画通りになりそうだ…」

つーか オヤジ 何がNDER車は重いだ?

NDERから直接来た情報によると軽いほうらしいぞ なんか裏があるな… おっと D仕業に集中しよう

 

  • 石出~笹川間

始「おい 何だあいつ!? 急に早くなりやがって!!」

春馬「そうか あいつはカーブで仕掛ける気だったのか」

お前なんかに負けるものか

カーブでも負けるようなら面目丸つぶれだ!!

始「というよりはじめから思っていたけど なんで常川兄弟がいるんだ?」

春馬「俺を狙ってるんだな…」

まさか ほかの支社から狙われると考えてなかったな

 

  • 新小見川~香取間

始「いくらなんでもここは複線ドリフトで攻めたほうが…」

春馬「最初から決めてたんだ 今回は複線ドリフトをつかわなとな」

始「お前は正気か!?」

つーか あの車両 特急のモーター搭載してるよな… 通勤・近郊型が特急車に勝てないというが…


  • 佐原~八間間

畜生 もしあいつが特急のモーター搭載してるとなると勝ち目がないなー

親父の言ってたことにかけるしかないのか?

始「春馬 差がどんどん開いてるぞ」

春馬「やっぱり あいつは特急のモーターを搭載してやがる」

始「だよなー って勝ち目あるのか?」

春馬「賭けに出るしかない」

 

高岡~大管間

始「あれ? なんか相手の加速が鈍くなってきた気がするが」

春馬「親父の言ってたとおりだ あいつの車両重量は重い」

始「まじかよ」

親父 何であいつが重いってことを知ってたんだ?

 

  • 久住駅付近

始「相手がだんだん遅くなってるぜ」

春馬「勝てる この勝負 ホームコースでまけるわけには行かないんだよ」

というか 相手の挙動 やな予感がするのだが…

 

  • 豊住~北辺田間

始「やっぱおかしいぜ あいつ どんどん減速していってるようだけど 惰性運転なだけかもしれないけれど」

春馬「用心すべきだな 何が起こるか 俺にもわからないし」

始「当たり前だろ」

何もおきなければいいのだが

 

  • 北安食~小林間

グオオオオオオオオオオオオオ チュドーン

春馬「なんだ!? この異音!?」

始「あれ 前に相手がいない…」

春馬「やっぱり やらかしたな あいつ」

 

  • 数分後 事故現場に移動

良一「いててててて まさかエンジンブローがここで起きるとは」

竜也「大丈夫か?」

雄太「病院良く必要あるか?」

良一「さすがにまずいぜ 病院に…」

春馬「そうだろうと思い 119番通報しときました」

始「帰れるあてはあるか?」

良一「知らんがな」

なんやかんやで高砂 良一に勝てた だが常川兄弟が何しに来てたかが気になるな