春馬「うーむ」
春樹「常川 竜也か 相当強いヤツとここで当たってしまうか… 全力でやって来い」
ピンポーン
誰か来たな
春馬「なんだ って始か」
始「明日がバトルなのか 春馬 お前が勝ったら 列車の運転免許とろうと思う」
春馬「いくらなんでもやめてくれよ それはそれで 敗北フラグになるって」
始「主人公補正とやらがあるから良いでしょ」
うわー メタいな…
竜也「雄太 前から考えていたんだが D仕業で負けるときが来たら引退しようと思う」
雄太「え? こんなときにやめてくれよ そんな話 兄貴が絶対に負けるわけがない」
おいおい 相手も敗北フラグ立てるのかよ
竜也「ちゃんと聞いてくれ 俺はD仕業をやめる気はない 最前線を退く程度で違った形でチームに参加する いずれ 俺らにも世代交代は必ずある だが まだ負ける気はない!」
審判「カウント行くぞ 5秒前…4…3…2…1…GO!!」
春馬「チックッショー 張り付かれたままだ こうなったら何でもやってやる」
複線ドリフト使用
春馬「うそだろ 通じない 絶体絶命!!」
手違いで非常ブレーキを使っちまった
ガタン キィィィィィィィィィ
春馬「抜かれてしまった どう巻き返すか」
相手に抜かれたが差が思いっきりあいたわけでもなかった
春馬「なるほど 相手は同じくらいの速度で走ってるのかな」
まだ結構初期のほうだ
さあ 複線ドリフトが通じないこの状況
どう詰めるか
春馬「さすがに10kmも進むと差が開いていくか」
おいおい ただでさえ銚子駅での非常ブレーキ使用によるタイムロスがあるのにこれは痛い
春馬「1閉塞でも2閉塞でもあいつと差を埋めなきゃな…」
それだけ結構な距離があいてるから困ったものだ
突然 相手の挙動がおかしくなった
春馬「あれ 相手の走りがおかしい」
まさか 俺の手の内をすべてみようとしたのか?
春馬「これで勝利の可能性が見えてきた!!」
さて 仕掛けられそうなところは 我孫子からの複々線か?
さあ ここからどう出てくるか
春馬「ちゃくちゃくと差が埋まっている 俺のほうが早い」
確かにこっちが早い だが松戸までに埋まるか?
春馬「なあ6000後期車 どうすればいい? どうすれば松戸に相手より早く着く」
春馬「この手があった」
インからアウトに複線ドリフト!!
春馬「頼む 抜かせ 俺の6000後期車!!」
春馬「ようやく…抜かせた!!」
相手との差は失速していったのだろうか、逆にどんどん開いていき
パアン
相手の断流機から何故か音がした
春馬「俺が先にゴールだ!!」
竜也「おい いったい誰が俺の敗北フラグを立てたんだ(怒)」
雄太「兄貴 悪かった やめてくれ」
バゴン
雄太「枕木で殴るとか痛いよ 兄貴」
つーか 枕木はどっから沸いた
良一「なあ隆二 お前9000系が勝つと予想しただろう 俺は6000系が勝つと予想し当てた 当てたほうの指示を聞く約束だったよな(威圧)」
隆二「しまった 忘れてた!!」
何やってたんだ東京ビッグループは
春馬「さて 場がやばいので帰るか」
明「いたいた 春馬 勝利記念に飲みに行くか?」
始「松住先輩がもう予約入れちゃったからな いこうぜ」
おいおい いくらなんでも今日はもう寝させて…
明「全部俺がおごるからな」
春馬「いいんですか 行きます行きます」